講演を聴いた直後に「感想は」と聞かれても「はぁ?」ぐらいの返事になる。
誰かを取材してもすぐには書けない。1週間ぐらいほうってから「さて、書こうか」になる。
私の頭の回路は相当につまっている。余分なものを払い落とすことに時間がかかる。
きのう数楽の会で鍵山先生語録を、藤野先生が3題選んで解説された。最初の「心安らかな人生」を解かれているなかで府に落ちた、正確にいうと「落ちかけた」ことがあった。
私が「こうありたい」という願望。それを達成するにはどうすればよいかと現実的に頭のなかで設計図を描く。けれども図面どおりに進まないから周囲を責める気持ちが増幅する。
夫婦で真面目に話し合って隠居先は京都になった。長女のところに居候ではなく狭くても暮らせるところ。家内の縁者は関西圏が多い。私の母も市内にまつられているし、兵庫県で墓終いした家内のご先祖も京都。
なにより、まったく知らない土地で老後を生きる冒険もやってみたい。
その願望で設計図を描いたら、そうはならないたくさんのハードルが見えてきた。その一番高いハードルは、長男に対して「いつまで親を働かせるのか」という経営(長男が経営者)に対する不満がいつもある。鍵山先生「心安らかな人生」にほど遠い毎日を過ごしている。
藤野節で、身体はこの時間にあるけれど心は「過去」や「未来」を駆けめぐることができる。そのことが理解できた。
その「未来」に、私の心が自己中心的な設計図を描いて、その結果は「心安らかな人生」とは異なるレールを歩んでいること。
そのこと以外でも、同じような実現できない夢のレールがたくさんある。
解決には「人を喜ばせる」ことをテーマにして毎日を過ごす。大切なことは京都でも長男でもなく「心安らかな人生」。
京都移住の夢は捨てずに、毎日たくさんのお客さまと接するなかで喜んでいただける私になること。その辺りまでわかってきた。
月曜日、お届けさきの話題は台風が多かった。
お米農家さんは、土日で家族があつまり稲刈り予定。沖縄旅行チケットを持っておられた夫婦。
厚狭に私が気に入っているコスモス畑。毎年撮っている。
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藤野貴之 (月曜日, 07 10月 2019 19:03)
いつもありがとうございます。ご紹介させていただきます。