血圧検診はよい数値

10数年前、たまごのお客さまが歯科医院で衛生士の方に「美味しいたまごがある」と農園を紹介してくださった。

以後、毎週火曜日に医院配達を続けていた。

今月のはじめ「今月末で配達をとめてください」と言われた。きのう最後のお届けに行ったらご本人ではなく同僚が受け取りに出られた。今月の代金に一筆添えられていた。


毎朝夕、農園の神様棚に手をあわせている。くわえて水曜日は周防一ノ宮 下関の住吉神社に参拝できる。縦横ご縁の糸で鳴瀬宮司からご注文を頂戴し社務所の玄関にお届けしている。

玄関の前に本殿参拝。ご祭神さまに一週間の御礼をかしわ手にこめる。台風による被害か私の周辺でなかったこと。お礼(お願いはしない)の参拝を心がけている。


下関からの帰り道。美祢市のパン屋さん https://petitlabbakery.com/ 立ち寄り。今日はお客として正面から入店(明日は納入業者として裏口から)数週間前から新入スタッフがレジに立っている。私が行くたびに笑顔で会釈してくれるので嬉しい。

きょうも加奈ちゃんや愛ちゃんとワイワイやっていたらレジの美人が「私がわかりませんか、あだちさん」と声をかけた「わからん」と言うと土曜日に配達しているお宅の名前を言われ「あっ!」とわかった。

自宅でたまにお会いする顔と服装がレジの女性と一致しなかった。

加奈ちゃんが「おいちゃん血圧があがったろう」と大きな声で年寄りをひやかした。


6週間ペースで血圧検診がきょう。主治医は女医さん。正直な私の血圧は跳ねあがり「とんぷく」をその場で飲まされ診療ベッドに寝かされたこともあった。

女医さんは午後からなので午前に着くようにしていた。午前は煙草の臭いがする無愛想なおじさん医師。そのときは血圧正常で看護婦が「あだちさん!」と背中を叩いたこともあった。

恥ずかしいが、高齢者の私の気持ちが正直に数値に出てしまう。


きょうは、その午後になってしまった。よい数値が出るように深呼吸を繰り返し。トイレに行ったりした。廊下の血圧計では130と70で満点。問題は女医さん。

通された診察室には煙草臭いおじさん。がっかりと喜びがまじわった。

早朝から200キロちかく配達で走って135・80だった。カルテに目をやると主治医が女医さんから煙草のおじさんにかわっていた。