活弁映画はとてもよかった

写真の方は長府にお住まいの藤中さん。1951年生まれ、私と同い年。

中学生のとき、学校帰りに小銭を持って駄菓子屋通いをした。おばあさん一人が店番。表の横綱(揚げ菓子)の量り売りを頼むと店の奥に目がとどかない。何度か菓子をポケットに詰め込んだ。おばあさんは、それを知っていたのかもわからないがいつも笑顔だった。


その駄菓子屋をはっきり思い出させる絵を岡本拓也さんのところで見た。誰が描いたのか尋ねて藤中さんと知った。Facebookで「友達申請」をして駄菓子屋の複製を頂戴した。


長府をホタルやキャンドル、時代祭や骨董市などで盛り上げるメンバーに彼の名前を見る。彼が加わる催しには都合が許す限り参加している。

私が長く応援している呉明美さんが韓国民族楽器のコンサートを催した。開演を待っていると藤中さんが会場に現れた。私がFacebookで催しを案内した。それを見て来てくれた。


昨夜の催し「活弁がやってきたぞ!」実行委員長の次に彼の名前があった。


活弁士がおもに活躍しているのは浅草木馬亭と知った。大衆文化の猿まわしを復活された光市の村崎修二さんとは、亡くなられた李雨陽(い・やんう)さんがご縁をつないてくれた。

村崎さんが何度か農園で泊まり酒を酌み交わしたとき、永六輔、小沢昭一、高石ともやさんなどの話題になった。日本の大衆芸能の世界が見直され猿回しは、そういう人たちと京都大学霊長類なんとかのみなさんのご尽力で復活した。その根っこは民俗学者の宮本常一先生。

高石ともやさんのファンと話していたら、村崎さんが岩国市コンサートで引き合わせてくれた。


その猿まわしのなかで出てくるのは浅草木馬亭。浪曲や活弁が浅草の小さい木馬亭を本拠地に大衆芸能(文化)を伝えていることがわかった。


昨夜の演目。龍馬斬殺場(坂東妻三郎)・血煙り荒神山(大河内傳次郎)娯楽とはいえ、志高く生きること。人の道を外さないことなど日本人が大切に思うことをサイレント映像に活弁士が声で魂を入れる。とても迫力感があった。

藤中さんのおかげでよい体験ができた。


今朝から台風対策。終えて持世寺温泉(農園から20分)源泉かけ流し温めのお湯が400円。風呂上がりにとなりの豆腐工房で出来立て木綿豆腐。無料の卯の花を一袋。


これから風雨が強くなる。さきほど宇部市から23日0時に35メートル。ウェザーニュースで同時刻は14メートルの風力。もう少し精度のよい情報が望まれる。

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コメント: 2
  • #1

    藤野貴之 (日曜日, 22 9月 2019 19:33)

    浅草木馬亭は奈々福さんの定席です。ご縁がありますね。

  • #2

    あだち です (月曜日, 23 9月 2019 03:19)

    藤野先生おはようございます。
    浪曲や活弁に落語などの文化を継承して次代にバトンをつなぐ方々を尊敬しています。
    野宮真貴さん情報もありがとうございます。
    台風のピークをこえました。何事もなく朝をむかえます。