ゆきちゃんの金曜日

とうとうその日になった。考えてみれば避妊手術は飼い主の都合を正当化している。親の愛情を知らずに育ったゆきちゃんを母親になれないようにする手術の当日がきた。


ゆきちゃんを散歩に連れ出したあいだにハッピーは朝ごはん。空腹のまま9時に動物病院「お迎えの時間はお電話します」と言われて「お願いします」と頭を下げた。卵巣と子宮をとる。

来月の17日が推定6ヶ月。体重は9キロになっていた。病院をあとにするとき、これから手術を受けるゆきちゃんを見ることができなかった。


阿知須の松田病院から下関市。レストラン卯にお届け。その帰り道、小月のガソリンスタンドに立ち寄った。毎週の水曜日はこのガソリンスタンドで給油して室内掃除をしている。豪雨だったが洗車スペースは屋根があるので車内清掃。足元のマットをいつもどおり洗い、車内に掃除機をかけた。まではよかったが足元マット一枚を忘れた。買えばよいと思っていたが、もしかすると忘れ物扱いになっているかもしれないと立ち寄ったら「はい。ありますよ」と持ってきてくれた。意外な出来事に嬉しかった。


病院から3時に電話「まだ麻酔からさめていませんが、5時ごろお迎えお願いします」すぐにでも行きたい気持ちをおさえて4時半に行った。覚えのエンジン音で麻酔がさめやらぬ姿で立ち上がった。


明日の午前中まで食欲はない。抜糸は半月後。きょうは水だけてよい。

足元がおぼつかない、よだれタラタラのゆきちゃんを助手席に乗せて農園。

術後に食べさせようと鶏レバーを野菜と煮込んでいた。食べられないと言われたが、ゆきちゃんは後ろ足をフラフラさせて食いついた。抱いて草むらに行ってシッコもできた。


ゆきちゃんと今夜は長い時間をすごそうと思う。

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コメント: 2
  • #1

    神田英子(コウダ エイコ)ブログ婆のつぶやき2 (金曜日, 30 8月 2019 23:21)

    避妊手術 かわいそうだけど、した方がよいと思います。特に雌犬は人間と同じく、乳がんや子宮がんにかかることがあるときいたことがありますよ。それにお産の苦しみは私は46年前にもなりますが、犬だって苦しいに決まっています。うちのコロンは雄犬ですが、たまたま、片金でもうひとつの玉は体の中にありましたので、去勢手術をしました。中にある玉はがんになる可能性が高いとのことでした。菊川のくどう動物病院がかかりつけです。清末の、うさぎさんまで来られてるんですね。バイパスを通ってこられるのですか?我が家は旧2号線で王喜です。いつか、ゆきちゃんに会いに行きたいです。

  • #2

    あだち です (土曜日, 31 8月 2019 04:38)

    コメントありがとうございます。いま4時半です。だいぶ元気になりましがまだ尾をたれています。木屋川周辺に水曜日配達があり河川敷はウォーキングコースです。王喜や王司という地名の由来を調べてみたいと思っています。お時間ありましたら農園お立ち寄りください。