金曜日、昼寝ができた。

金曜日は仕事はしない。日ごろできない、例えば映画館や美術館、書店を楽しもうと数年前に金曜休みを宣言した。私が配達で走っていた山口市・防府市に新南陽市は正志が配達している。いずれ、私は仕事から身をひく時がある。お客さまの多くと正志が毎週お会いすることは、これからバトンの引き継ぎとして正志の働く時間は多くなるが、それをこえていく力がこれから正志は試される。


映画や美術館は行った。数回。けれども農園内の草刈りや焼却する蒔づくりなど見渡せばたくさんやることがある。そして金曜日はなし崩しで農園の仕事をする日になった。


昨夜、イワシの刺身など旨かった。けれども身体の芯まで疲れている実感であんまり酒はすすまなかった「明日は一日寝て過ごそう」と8時前には寝ていた。


3時起床。身体はとにかく疲れているとわかった。ゆきちゃんが気になりシッコ「来週の金曜日は、朝ごはん抜きで避妊手術があるぞ」と言ってもわからないが30分抱いていた。4時に家内が起きて布団をあげられた。


朝から2時間ほど雲丹醤油など配達をして10時に農園。クーラーをつけて横になったら1時間熟睡していた。午後からも寝たらよいけれど長袖シャツで外に出た。季節は秋に向かっている実感は風がふいたら心地よい。4時ごろまで農園の仕事に汗をかいた。

薪が減っていたので近くのパレット工場に廃材をとりに軽四ダンプで行った。なんと廃材が20センチに刻まれた山がひとつあった。廃材を持ち帰り焼却炉の寸法に刻むときは、発電機を使い電動丸ノコで大きさを整える。これに手間がかかる。それが農園焼却炉ベストサイズになっていた宝の山。トラックの荷台に山積みにした。


続いた下痢はおさまった。岡本さん処方の腸内環境を整えるバクテリア飲料。少し塩分を感じたが腹を満たすほど飲んだ。今朝から排便は正常になった。


昨年7月にカメラを手にした。タブレットのカメラ機能でもブログに使う1日3枚の写真は撮れるが「この一瞬」を決めるには腰につけるカメラと思った。


45歳のとき、1週間で宮崎市から宇部まで歩こうと無謀な計画をした。頓挫したが250キロを5日で歩いた。その最後は高千穂町から始まった。連日50キロを歩いたときの疲れでカメラをどこかに放置していた。宮崎市から撮ったフィルムがあった。疲れて腰をおろしたときカメラを忘れたのかもわからない。

阿蘇外輪山の頂きから眼下の風景を見たときの感動は忘れらない。カメラがないから「これを頭のフィルムに」と思いながら下った。アスファルトを歩くと腰が痛いので道路脇の雑草を踏みしめた。絶景を眺めながら涙がこぼれた。カメラをなくしてよかった。


カメラを腰につけることが習慣になった。ブログに残す写真と同時に心にきざむ一瞬も大切にしたい。


涼しい風を楽しむヤギを撮った。