私のバカの壁

養老孟司先生著書「バカの壁」私は読んでいないが、先生の対談番組の内容で「バカの壁」の意味がわたしなりに理解でき共感できた。それを先日のブログにラップがわからないと書いてから壁を越える努力を心がけたいと思った。


この歳でいまさら。と美祢市のうどん店で話したら読書家の店主(私と同じ年齢)が「一生、死ぬまで勉強せにゃあ」と励まされたことも壁に向かう気になった理由でもある。


昨夜はEテレ「ららら♪クラシック」を録画した。クラシックは理解したいとも思わず人生を過ごしてきた。30分番組だったので早朝見た。


劔岳点の記 映画監督の木村大作さんがゲストで驚いた。この作品はスタッフが命懸けで何日も山頂でカメラを構えて撮った南アルプスの夜明け。その背後にながれる音楽がとても印象深かった。

山頂下の小屋で何日も逗留し、機材を担いで何度も登頂するご苦労は作品メイキング映像で知っている。あの過酷な山頂で監督のヘッドホンから流れていたのはクラシック音楽だったと語られた。映像の背景にながす旋律をイメージしていた。そのイメージであの音楽が作られた。


撮影中、鬼のような形相で指示をとばす監督が「ボクの心が一番安らぐのはクラシック音楽です」もともとクラシックに無縁だった。そこで手当たり次第にクラシックCDを買い漁りとにかく聴いた。それからクラシックがわかりだした。まさに「壁」を越えられた話だった。


私の場合、人の好き嫌いもハッキリしており好きではない人の話は聞き流している。これもわたしの「壁」生涯勉強と背中を押された。向き合わねば。


早朝から萩市。常茂恵旅館の風景を撮った。

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コメント: 2
  • #1

    藤野貴之 (土曜日, 29 6月 2019 18:58)

    素晴らしい決意に賛辞をお送ります!
    勉強とは「わかる」ことではなく「わかろうとする」ことだと私は思います。
    勉強すると「何でもよくわかるようになる」ではなく「知らないことが多いんだなー」と思うようになることです。自然に謙虚になります。一生勉強しなくてはならないのは、横着にならなようにするためなのです。
    自分に「バカの壁」があると気づいた時点で壁は壊されかけています。

  • #2

    あだちです (土曜日, 29 6月 2019 19:55)

    藤野先生ありがとうございます。
    数楽の会で眠っていた脳ミソを動かされて、世間の話題にながされず、自分と向き合うことが、私の人生に大切なことだと気がつきました。