手間をかけたら安売りできない

夕食が待ちきれない。きのう計った体重は7キログラム。9月で生後半年になり体の大きさがほぼ決まる。15キログラム未満の中型犬になると思っている。


Facebookでコンビニ弁当を話題にされた方がいた。その価格はにはざっくり製造、流通と販売コスト(廃棄も)が含まれている。ということは食べて安心な商品かどうかという問いかけだった。


農園経営は長男。私が農園をはじめたときさまざまな計算のなかに飼料があった。

1羽の鶏は1日あたり120グラム平均を食べる。その飼料代の最低は3円程度だったと思う。それを選ばなかった理由は内容が粗悪だと感じた。例えばフェザーミールという表記をメーカーに尋ねたら鶏の羽を粉砕したものです。動物性タンパク質の内容を聞いたら、廃鶏の肉骨粉のことです。処理場で本来は処分されるものが餌さとして使われていることを知った。

検討を重ねて12円単価の飼料に決めた(ひとつ10円で売ることはできない)。


鶏肉ウィンナーをつくったことがある。6本入りで500円ぐらいを販売価格にした。製造メーカーに打ち合わせに行ったとき「いくらでも安い商品はできます」と最初にきりだされた。増量のため豚脂や水分をはじめ国の基準に抵触しない添加物を使えば驚くほど安い商品価格ができあがることを知った。

原料を言わなければ、例えばブラジル産冷凍鶏肉を混ぜても安くできる。


カステラを農園たまごでつくった。農園最寄りの高速道路サービスエリアの売店で販売したらどうかとご紹介くださった方がいた。売店責任者の方と会って業界の仕組みが少しわかった。コストダウンした商品でないと売店においてもらっても農園に利益はないとわかった。


つまり、食品に対して利益を優先するのか安心や安全を考えるのか生産者と消費者の選択がある。

来月、山口市内でおもに野菜の安心と安全を旗印に10年以上お店を経営されたが閉店の知らせがあった。


昨夜は10時間ぐらい寝た。それでも歳のせいかスッキリ目覚めなかった。

午前は山口市内と防府トヨタ立ち寄り。午後から朴の森で藤野先生とあれこれ話ができた。