20年ちかく前、農園の周辺でタヌキはたくさん見かけたがイノシシが地面を掘り返すことはなかった。
その当時、美祢市の猟師さんが「きのう捕ったイノシシの腹に子供が5頭もおった。手間がはぶけた」笑顔で言われたとき私は笑えなかった。
その後、農園周辺にイノシシが増えはじめたのは高齢で猟をやめる人が多くなったことも理由のひとつになる。
農園の現在は、年間をとおしてイノシシと向き合うことになっている。古くなった漁網を農園周囲にはりめぐらして侵入を防いでいるが網の下を潜って農園敷地に入りミミズを捕食する。地面はまるで耕運機で耕した様相になり、それを平らにするためユンボの作業になる。
昨年12月、地元の猟師さんにお願いして箱ワナをひとつ設置してもらった。半年で30頭ちかく捕獲された。3日前、60キログラム以上はありそうな大型がワナに入っていた。昼前に数人で処理してくれたと聞いた。その腹の中に4頭の子供がいたらしい。「手間がはぶけた」と内心思った。
報道や生活の場面で「えっ!そんなことを言うのか」と眉をひそめることがある。
例えばクマ。実害にあえいでいる人と動物愛護を提唱する人の温度差。私の気持ちの動きでそれが納得できた。
ゆきちゃんには多くの勉強をさせて、今後いろいろな場面で躊躇しないように育てたい。
きょうは助手席に座らせて30分ドライブした。8月(生後半年)に避妊手術を予定している。片道40分の動物病院に通院する場面で車中を楽な気持ちで移動できることは、お互いに助かることになる。機会をみて助手席練習を繰り返したい。
約20年、私のパートナーだった「はなちゃん」は長距離配達のとき助手席犬だった。最後をむかえるときの通院も楽しんで助手席だった。
長門市の旅館。荷受け部署の男性が納品をおえた私を車まで追いかけてこられた。10数年前に食中毒事故があった。たまごの管理について私の意見を求められた。
こちらの旅館では納品は冷蔵庫までが業者がやる。農園のたまごにはお届け日を明記している。
けれども厨房スタッフの入れ替わりが多い飲食店では、所定の場所に置いておく。前の箱があっても「上に置いておけ」と言われる。つまり上から調理につかうことになる。問題がおきてはいけないので手間でも上下の箱を入れ換える。
そのことを回答にはならないがお答えした。
まだ梅雨入りしない。アジサイが待っている。
『複写はがき』
複写はがきを書くとき、心がけていることを三つだけ紹介します。
一つ、たとえ下手な字であってもつづけ字にせず、一字一字丁寧に楷書で書く。
二つ、表書の住所・氏名は筆字で書く。
三つ、郵便番号はボールペンで書く。
複写はがきは掃除と同じように続けてきました。
(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)
コメントをお書きください