下関にお悔やみに行った

今月6日の日記で追悼した李陽雨(イ・ヤンウ)さん。彼のミニコンサートのゲストにカヤグム(琴)を弾いて歌う呉明美(オ・ミョンミ)さんが登場した。

以来、彼女から演奏会など催し案内があると出かけた。実家の一部屋を韓国料理(おうちレストラン・テジョン)として味自慢の韓国料理店。何度か仲間を募って料理と彼女の演奏と歌声を楽しんだ。


木曜日の朝がテジョン配達。6日(木曜日)の前日「明日の配達は車庫でお願いします」と彼女から連絡があった。いつもは玄関でお父さんが受け取ってくれる。


そのお父さん。5日の朝、就寝中に息をひきとっておられ発見された。13日の木曜日に配達に行くと「しばらくお店を休みます」と張り紙がありすべてがわかった。


私は岡山県金光町、金光教本部のおひざ元に金光出版という小さい出版会社を創業していた。全国の教会の記念出版をおもに手がけていた。毎週土日は倉敷のホテル暮らしをしていた。ホテル周辺の焼肉屋は何軒か親しかった。

そのころ、彼女のお父さんは岡山市内の銀行マンで単身赴任。お会いしてホルモン店など共通の話題に花が咲いた。


明美さんが結婚され、近くに料理と小物店をオープンした。お父さんは毎朝早い時間からお店の掃除をして愛娘を応援した。


言葉づかいが丁寧、穏やかな人柄で毎週お会いする楽しみがあった。65歳で突然この世を去られた。そのお悔やみに下関市に行った。


お母さんと明美さん。一言もお別れの言葉がかけられなかったかなしみの最中。憔悴しておられた。慰めの言葉がなかった。


火の山公園、関門海峡を眼下に望んだ一枚。


『問題解決の極意』


 汚いものを見て「汚いなあ」と言うだけでは何の解決にもなりません。

 そのときどうするか。手にゴム手袋をつけてやるか。柄の長いものを使用するか。手で触るか。

 手で触るのが一番です。手で触ると、汚れの程度がよくわかります。きれいにしたときの喜びと実感も湧いてきます。問題に近づくことが、問題解決のもっとも早い具体的な方法です。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)