午後から草刈り しっかり汗をかいた

農園の側を流れる厚東川(1級河川)。農園のすぐ下流で宇部市の水がめ小野湖にそそぐ。湖にはダムがあり発電や治水をしている。ダムから流れ落ちた水は再び厚東川として瀬戸内海にそそいでいる。


農園を始めて20年の間に2度ほど集中豪雨で農園側の川の濁流が土手をこえて道路上20センチぐらいまで水かさが増えた。

当然、ダムは湖に流入する水量と同じ排水をするのであろうが、大量の水を放水すると下流の宇部市に被害があると思う。


何十年に1度の豪雨とよばれる災害が多くなった。農園はそのとき水没するのかどうか。きのうダム管理事務所に行ってたずねた。

結果は「わからない」お役人はダム管理と県土木事務所で河川管理をしているので返答ができにくい。つまり、縦割り行政は、市民の問いかけに応じることができない。

おおざっぱでも「このぐらいの降水が、何時間あったら橋を渡っておいてください」ぐらいの回答がほしかった。

あのとき、農園の全員に橋が渡れるときに渡って帰るよう指示を出した。そのぐらい緊迫した。

なにかあったら腰をあげる役人にがっかりして事務所をあとにした。


土曜日は7時に萩市。8時前に長門市。8時半が大谷山荘から美祢市、山口市を走る。

お昼に農園に戻り昼ごはんのあと少し昼寝。午後から草刈りで汗を流した。5月なのに真夏のような暑さだった。


『見えざるコスト』


 昔の人は、学歴がなくても、見えざるコストに心を向ける生き方を一人ひとりがしていたように思います。ところが、文明が発達して高学歴社会が進むにつれて、この「予知能力」ともいうべき感覚が失われれてきました。実際にことが起きてみなければわからないという風潮が蔓延してきました。

 この風潮は将来に大きなツケを回すことになると危惧しております。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)