ハッピー 10年目の里帰り

昨夜、ハッピーを保護してもらった方に「明朝9時ごろ里帰りします」とメールをした。


今朝、山口市内に向かうときハッピーを車に乗せた。用事を済ませて防府自衛隊北基地近くのお宅に着いた。車から降りたハッピーは、10年前に捕獲されて一時的にこのお宅でお世話になった。7頭の子供と引き離され、地域の皆さんが母親をなんとかしたいと奔走された。避妊の費用も負担された。私はその動物病院に配達に行ってハッピーと対面した。


授乳で痩せ細り、薄汚い犬だった。フィラリアは強陽性反応。術後にこのお宅で引き受け先を待った。犬小屋にかたくなに入らずブロック屏の側に座った。大雨でもここにうずくまった。とうとう奥さんがレインコートをかけた。

誰が引き受けるか。それとも処分とするか。数ヶ月そのことに私もかかわった。一番ネックはフィラリア感染。

農園には3頭いたので、引き受けたら3頭がリスクを負うことになる。けれども引き受け先が決まらないので農園に来た。


今朝、車からおろしたら迷わずにブロック屏の側に行った。命名した人やお世話をした皆さんが集まってくださりハッピーは覚えており尾をふって喜んだ。

そのハッピーに会いに来た子供。子供は母親に会えて大喜びしたがハッピーは鼻筋にシワをよせて歯をむいて威嚇した。動物は次の妊娠をするために子供を忘れる。


たくさん覚えていたが子供を忘れた。


いったん農園に戻り、午後からも山口市内。簡保の湯に立ち寄った。


『非凡』


 トイレ掃除というような平凡なことであっても、継続して実行しておりますと、非常に大きな力になります。

 さらに徹底していきますと、平凡なことが非凡に変わっていきます。

 非凡になることは、何も特別なことをすることではありません。

 身の回りのありふれた平凡なことを、誰にもできないくらい徹底して継続することです。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)