悩みや心配は 大したことはない

ネット検索の便利さを思い知った。

ゆきちゃんが農園に来てすぐに一番近い動物病院に行った。痒みの原因を突き止めず「この塗り薬」と二種類を処方された。治らず痒みは進行した。


後ろ足で掻いた場所が傷になり化膿をはじめた。毛も抜け出した。

先週の金曜日、キーワードをいくつか入れてネット検索をした。農園から40分ぐらいのところに動物皮膚科がヒットした。

診察は痒みの原因を顕微鏡で突き止めた。その後、治療方針を説明してもらったあと「なにか、些細なことでも質問ありませんか」と女医さんは丁寧だった。

いま、痒みはほとんどなくなり朝夕の投薬を続けている。


数日前からタブレット操作中にエラーメッセージが頻繁に出た。美祢市と山口市のdocomo店をハシゴして「治らないか」と相談した。いろいろと手をつくしてもらったが両方とも「機種変更」の結論に至った。そのとき「万一のときはデータが消えます」とつけ加えられて、きのう機種変更した。


「データ」が消えるの言葉で、タブレット故障の前からあった悩みや心配ごとが頭から離れて、頭のなかには「機種変更」docomo店では長時間待つことになる。操作に慣れるまでのこと。今夜のブログは機種変更でできるだろうか。さまざまな機種変更にまつわる事柄で頭がいっぱいになった。


私の悩み、心配ごとはタブレット騒動で忘れられるぐらいのこととわかった。今度の機種も話題のファーウェイ。


『心配するだけでは・・・』


 最近読んだ本の中で、次の一節が目に止まりました。「ただ一人の人に正しいことをするよりも、幾千の人たちのことを心配することの方が楽である」。

 たしかに、ただ心配するだけならば、たとえ相手が何百万人いようと難しいことではありません。しかし、一人でも実際に救うとなると大変です。

 この大変なことをしなければ、世の中はよくなりません。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)