困った顔つき ゆきちゃん

ゆきちゃん 近況。


農園に来て2週間が過ぎた。犬はたくさん飼ったが、一番早くて半年(防府 はなちゃん)だった。

観察して子犬の習性がわかるとおもしろい。鳥でいうと巣箱のような狭い住みかに入ると安心する。

夜に熟睡させるためには、夕方息がきれるぐらいリードを外して走らせる。じゃれてくれば親代わりで噛まれてもつきあう。

人間の子供と同じで、寝起きにシッコをする。


先週の金曜日に動物病院、とくに皮膚病専門医を受診して痒みの治療をはじめている。お腹にたくさんあった赤い発疹はなくなった。朝夕の2回、決められた量の薬を冷蔵庫から出して、スポイドで計り牛乳に混ぜて投与している。


顔つきは、丸顔から面長になった。どこか「困った」ような表情に見える。


問題は先輩のハッピー。防府の野犬生活から足を洗い、10年経って淑女になった。私が叱ったことは一度もない。その私とハッピーのあいだに ゆきちゃん が割り込んだ。当然ハッピーの態度から不愉快オーラが出る。

それでも、ゆきちゃん が背中に乗ったりすることにも慣れてきた。

ほんとうは、ゆきちゃん が全快するまでは接触を避けたほうがよいがゆきちゃんは甘える。ハッピーには予防の投与をした。


加奈ちゃん、いつもは木曜日にたくさんタマゴを届けている。きのうスポットで「おいちゃん、頼む」の電話を受けたので小野田市のお客さま配達用を加奈ちゃん、小野田市は正志か農園から届けた。

今朝も「おいちゃん」コール。なんとかクリームが足りないのでタマゴがほしい。山口市内の配達を終えて美祢市のお店に行った。3時をまわっていたが店内にはお客さまが大勢。対面販売の加奈ちゃん 元気な声が外まで聞こえた。


『掃除が挨拶を呼ぶ』


 掃除をしていると挨拶をしてくださるようになります。最初のころは、こちらから声をかけても知らん振りしておられた近所の人も、自然に挨拶をされるようになりました。

 たかが挨拶ですが、挨拶されたほうはこんな嬉しいことはありません。

 掃除には、かたくなになった人の心を、どんどんほぐしていく効用があるようです。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)