小さい萩観光ができた

29日、太秦教会春の大祭。家内、今回で36回目の台所ご用奉仕に前日から向かう。春と秋の大祭の乾物と野菜などお供えものは我が家からお届けしている。

昨夜は農園に家内が泊まり、萩市に買い物に行けば乾物や調味料などいつもとかわったお供えができる。神様が喜ばれると言う。萩市までは農園から1時間ほどで行ける。午前中の休みを長男にお願いした。


7時に農園を出て萩市。藍場川のたたずまい。萩高校正面の枝振りのよい松。早朝の玉江漁港。萩城趾にキリシタン殉教の場所などを案内した。9時「萩八景 遊覧船」の一番客(貸切り)となり、約1時間の遊覧船を楽しむことができた。


下船して厚狭毛利家萩屋敷長屋を見学。そのあと萩市のスーパーマーケット「アトラス」で萩らしさのお供えもの買い物。お昼前に農園に戻ることができた。


萩市に向かうときのラジオに聞いたことのある声。数楽の会に何度もおこしくださった森田真生先生だった。NHK ラジオ アプリ「ラジル ラジル」の聴き逃しサービスで1週間聴くことができます。


萩市で明日のお客さまから電話。明日の配達はとめてください。その口調が気になったので「なにかありましたか」とたずねた。きのう午前中、夫婦で畑仕事をやり昼ごはん「少し寝る」と横になったご主人が起きてこないので見に行ったら呼吸が止まっていた。

80歳をこえたご主人。いつも背筋が伸びて、シャツのボタンを首もとまでとめ、腕には黒い腕抜きをして鍬をふるっておられた。月曜日に行くと畑から笑顔で手をあげてくださった。来週はお線香をあげさせてもらおう。


『したたかな人間』


 したたかな人間になってはいけません。人間は何歳になっても、純情な心の人でありたいものです。

 そのうえで、小さなことにも傷つきやすく、心ときめかせながら経験していくことが大切です。

 実践だけで人生を築いてきた人の中には、往々にしてしたたかな人間が多いように思います。したたかな人間は周りの人まで不幸にします。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)