先週の金曜日は東京日帰りをした。
山本祥弼さんはお元気ですか。と鍵山先生から問いかけられてお返事に窮した。それは宿題と肝に命じた。
山本祥弼(しょうすけ)さん。20数年前にYellow Hatで鍵山先生著書とめぐりあい、Yellow Hatをとおして宇部掃除に学ぶ会に来られた。
とにかく機関銃のように喋られる性格。市内公立高校の職員、早朝から毎朝便器を磨いてこられたことはわかった。男女トイレを毎朝ひとつ。徹底して磨く。校庭の草刈りからゴミ拾いなど時間があればやる。
今朝、鍵山記念館に向かう車内で喋りを遮り、職場の肩書きはと聞いたら「事務長やったけど」私は用務員さんと鍵山先生に紹介していた。
仏壇に鍵山先生の写真が遺影のようにあった意味を聞いた。
お釈迦様は、人の難儀を救うために人の姿。あんた鍵山さんもそれと同じことなんじゃ。
人の話を「聞かんし語る(病名)」聞かずに一方的に喋る性格にいささか閉口していた私。山本さんに対しての認識をひっくり返された。山本さんの眼力。
家屋の売買で詐欺まがいの被害にあわれ困難な独り暮らし。一日は仏壇に向かうおつとめで終る。食べ事はすべて業者に頼んでいる。
昼ごはんは鍵山先生お膳立てレストラン。お見送りの車内で「きょうは鍵山記念館に行くことができて嬉しかった。今夜お浄土に逝っても悔いはない」と手を合わされた。
鍵山先生から託された私の役目は終わりではなくはじまり。きょうの鍵山先生報告は写真と文章で岡本さん担当。
先週の金曜日からカメラ充電を怠り、きょうの写真は急遽タブレット。
『社員の失敗』
社員の失敗に対して、私は怒ったことがありません。たとえ、その失敗がどんなに大きくても怒りません。怒らないだけでなく、失敗した社員の待遇を悪くしたこともありません。
しかし、人の迷惑になるということがわかっていながら、わざとやったことに対しては厳しくしています。
たとえ、それがどんなに些細なことでも見逃しません。
(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)
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