Mineにぎわいステーション

JR 美祢線。山陽本線厚狭駅から山陰本線長門市駅を連絡して山陽と山陰をむすんでいる。車社会以前はこの鉄路が美祢の炭鉱に人と坑木などを運び、搬出される黒ダイヤ(石炭)を運び日本経済の一翼を担った。

長門の魚市場で水揚げされた鮮魚は、ブリキの缶に詰め込み、天秤棒で担いで行商する「カンカン部隊」という逞しい女たちを運んだ。

美祢の炭鉱で稼いだ金を懐に下関ボートや山陽オートに通った山の男たち。「日の丸練炭」もこのレールを通り全国に運ばれた。


時代が移り美祢線は通学と通院の赤字路線。イノシシやシカを巻き込んで止まることもあるらしい。


このローカル線沿線駅が地域の拠点として動きだしている。何度もブログで紹介した「あつ駅」まだ訪れていない「於福駅」それと「美祢駅 Mineにぎわいステーション」市内で特筆してもよいと思われる逸品が毎月展示されている。

駅舎のトイレに立ち寄ったときこのステーションを知った。萬代さんの絵手紙展もあったり、対応してくださる職員さんが丁寧なこともありファンになっている。


先月、このブログでお雛様を紹介した。今月は立派な甲冑が飾られた。

昔の郵便局を改装して来月オープン加奈ちゃんのお店も近い。美祢市を通過されるときは美祢駅舎にお立ち寄りくださいませ。


岡村さんが2軒。その配達ミスをした。うっかり通過した配達先があった。ふたつも配達ミスを重ねて時間オーバーよりも「俺の頭は大丈夫か」と思った。


今回の上京。鍵山先生が気にかけておられた山本祥弼さんご自宅を訪ねた。留守だったが連絡のやり方が貼り紙からわかった。近いうちにご本人と会って、まずは鍵山記念館にご案内。

祥弼(しょうすけ)さんは県立高校の用務員。20年より前に宇部掃除に学ぶ会に来られた。学校すべてのトイレを早朝から磨いてきたが落ちない汚れを落とすことを学びに来られた筋金入り掃除人。


農園をはじめて祥弼さんは草刈機を担いで月に何度も草刈りボランティアをしてくだった。鍵山先生が来園のときは学びたいが故に農園にこられて質問攻めをされた。

草刈機をプレゼントしたとき固辞された。困ったあげく「お接待として」と言ったら笑顔で受け取っていただいた。

ご高齢で視力が衰え運転はできない。奥さまは亡くなられてお一人と聞いている。早いうちにお会いしたい。


『謙虚』


 どんなに才能があっても、傲慢な人は他人を幸せにすることができません。

 人間としての第一条件は、まず謙虚であることだと思います。

 その点、トイレ掃除をしていると、自然に謙虚な気持ちになります。

 あの人はトイレ掃除をしたら傲慢になった、という話は聞いたことがありません。トイレ掃除を続けると、例外なく謙虚な人間に変わります。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)