基本動作を続ける 省かない

日曜日(10日)は朴の森。午前は「掃除に学ぶ会」冷たい雨の中でテントを張り、そのなかで洗車講習会。午後は鍵山記念館で「数楽の会」その両方の講師は鍵山幸一郎さん(鍵山秀三郎先生ご長男)がわざわざ東京からお越しいただいた。


今朝、たまごの配達で黄加津恵さんの職場「よかったですね」と日曜日の感想が彼女の挨拶だった。私も「よかった」それを一日考えた。


幸一郎さんの内容でふたつが私が掃除に目覚めた当時に引き戻してくださった。


車のエンジンを止めるとき、クーラー・ラジオ・ナビなどをOFFにしてエンジンをとめる。次にエンジンをONするときにバッテリーはエンジンを始動するだけの力を出せばよい。

この教えは20数年前、何度も先生からご指導をいただいた。けれども最近は気にもとめていなかった。理由はバッテリー性能は当時に比較して格段に良くなっているから。


掃除の現場。汚れぐあいを見て必要な道具を判断して、それだけを掃除場所にならべていた。掃除をはじめた頃は使うか使わないではなく一式を整然と並べていた。


たしかに理屈で考えたらバッテリー性能。掃除に使う道具を揃えたらコトは済む。

幸一郎さんの講義で目が覚めたのは「基本」をやる。その基本をやることが生活や職場で応用がうまれる。

例えば、平らなパーキングに整然と停車している自衛隊車両を見たことがある。全部の車両が車輪止めをしていた。パーキングレバーを引けば動かないが、あえて車輪止めをする。その基本動作が心の構えを促す。この一見無駄とも思えることが構えをつくる。


先週の火曜日。給油所の新人さんが広い場内を掃いており声をかけた。今朝は冷たい風が吹き抜けるスタンドでバケツに水をはって給油機を雑巾がけしていた。

「仕事は馴れたか」と声をかけたら手をとめて「はい」と笑顔でこたえた。来週は鍵山先生の冊子をプレゼントする。


『目的と姿勢の一致』


 国政の場で、問題が解決されず先送りされる原因の一つは、議論の目的と議論をする人の姿勢が一致していないからだと思います。

 たとえば、発展途上国の貧困や環境問題を討議するのに、きらびやかで立派な会議室を使用する。高級な衣類や装身具を身につけて出席する。尊大な態度でふんぞり返っている。居眠りをする。いずれも論外です。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)