二つのお月さま

5時半は氷点下3度に冷えた。スーパームーンのあかりに照らされて愛犬と散歩。橋を渡っていると川面にもお月さまがあった。


神様と母に手をあわせることが身に付いた。忘れて農園を出ることがなくなった。しかも農園に戻って最初にすることは神様と母に手をあわせること。


農園生活で最初に身に付いたのは、一人なので布団の上げ下ろし。放置して最悪になった台所を夜も朝も磨くこと。風呂場と洗面所、とくに風呂のカーテーンなどカビだらけになった反省から毎回洗って換気が身に付いた。

食器はもちろん洗って拭いてしまっている。


くわえて、毎朝の掃除機も必ずできるようになった。食事は見栄えと味を言わなければなんとかやっている。鶏舎のホコリが気になるので洗濯は家内に頼んで自宅でしている。


母の96歳まで生きるとしたら、まだまだ身につけなければならない生きる術がある。


山崎豊子「約束の海」を半分読んだ。夜はすぐに睡魔がくるから、配達のとき時間をさいてページをめくる。山崎さんの作品は綿密な取材が味だと思う。戦争をしないための軍隊 として海上自衛隊、潜水艦「くろしお」が今のところ舞台になっている。作者が読者に問いかけている平和を読んでいきたい。山崎豊子さん最後の長編小説。


『人の評価』


 十の能力の人が、十の力を出しきれば、その人は百点満点です。

 しかし、百の能力のある人が六十の力しか出さなければ、その人は零点と同じです。けっして六十点ではないのです。

 つまり、その人の持っている能力を、どれだけ発揮するかで人からの評価が決まるということです。

 人の評価は、能力のあるなしには関係ありません。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)