大寒前とは思えない陽気

きょうは春がきたようにあたたかいネ!と声が見えた。


一足はやい黄砂か大気汚染かわからないけれど、春がすみのような火曜日だった。


農園でほぼ独身生活20年。生活スタイルの変化のひとつにBS 放送の映画を楽しむこと。一番最近で面白かった作品は、ドゴール大統領暗殺がテーマの「ジャッカルの日」140分のストーリーはテンポがよく、プロの殺し屋(ヒット マン)は変装、目的を遂げるための殺人、車の改造に射撃の腕前。その対価に莫大な契約金を要求する。私には殺せない美人も殺す。


年末「ハドソン川の奇跡」は実話がベース。バード ストライクでエンジン停止。空港まで戻れない機体を真冬のハドソン川に着水させた機長。155名の上客と乗員すべての待避を沈む機体のなかで確認して最後に脱出。沈むフェリーから乗客より先にパンツで逃げた船長とはちがう。


当事はNHK アナウンサーだった有働さんが、たまたま事故現場近くにおられて中継されたことも思い出された。


年末、山口市商工会議所の旅で糸賀社長「京都迎賓館」を見学された。私は京都に行く度にその見学をネットで予約を試みても、外国要人の宿泊前後は見学できない。見学人数も制限がありまだ叶っていない。

糸賀社長が「ぶち えかった」と土産話をされたので、録画していた90分番組「京都迎賓館」を持参した。

赤坂迎賓館の「洋」にたいして「和」のおもてなしが京都にある。

私が番組のなかで感激したのは12メートル 1枚板の漆で磨きあげられたテーブル。この板を求めるために奈良の山中に求める樹を探す。製材して使えない樹を選んだら業者は倒産する。2年、丸太で乾燥させて製材するときの緊張感。漆職人が最後の仕上げで手のひらを火傷のようにしても撫でて仕上げた一枚のテーブル。


プロジェクト X 放送一回目の録画も手元にある。その数300枚ぐらい。リストをつくってほしい方に届けたいと思っている。


『できるだけ譲る』


 譲れることは、できるだけ譲るようにしております。譲ってばかりいたら人にやられてしまうと考えている人がいますが、そういうことはありません。

 譲れることは譲った方が、逆に強くなれるものです。

 このことは、いままでの私の人生で、幾度となく体験し痛感してきたことです。人から物を奪うような生き方をしている人は、必ず晩節を汚します。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)