3日は下関

明日、早朝から日本一ふく(下関では「ふぐ」を幸福の「ふく」と呼ぶ)の売り買いがある南風泊(はえどまり)市場で「ふく」の初競りがはじまる。その関係者に「お年玉子」として農園玉子が配られる。


その始まりは松村御大、唐戸魚市場社長のとき「正月は、農園の配達できんでも鶏は玉子は産むから大変じゃの。その玉子を縁起物で配るから」と特段のご配慮を10数年前にいただき、農園の1日採卵分にちかい数を3日に搬入している。

写真は市場の階段に並べた箱の一部。


きょう3日はその日。小月や長府の配達もあわせてずっしり車体が重くなる量の玉子をを積んで走るのが私の仕事初め。家内も乗せて行くのは、お昼に松村御大ご自宅にご挨拶名目の乾杯行事。貴美さん正月料理をいただいてお酒をいただく。きょうも「今年、これからをどう生きるか」を御大と語り尽くした3時間。その内容はおおやけにしないが、今年の私の指針が定まった。


『「志」と「欲望」』


「志」とは、高い山のようにはるか彼方にあって、簡単に手にすることができないものでなければなりません。

 しかも、「志」に向けて努力するそのことが、自分自身のためになるばかりでなく、社会のためにもなり、国家のためにもなることが重要です。

 自分一人だけのためになることは、「志」ではなく、単なる「欲望」だと思います。


(PHP研究所:鍵山秀三郎『一日一話』