中古の漁網1500メートル持ち帰り

長府、功山寺から海峡を望む前田まで山越えの旧道は野久留米街道と呼ばれている。その中ほどの山中に古い漁網を集積している場所がある。


農園に侵入するイノシシ対策に頭を悩ませていた。お金をかけて万全の対策を講じることはできるが、お金をかけずに対策する方法。

ある方にこの中古漁網を紹介してもらった。2年前に張り巡らした網は、下をかい潜るイノシシもたまにいるが農園バリアとして活躍している。


下関市内の集金と漁網をいただきに軽トラダンプで半日走りまわった。クッションがきわめて悪くリクライニングしない運転席。エンジン音でラジオは聞こえない。けれども腐っても鯛、頼もしい四輪駆動ダンプ。網の総延長は1500メートル以上。積み込みは老体にこたえた。


毎年、年の瀬はスポットのご注文が重なり走行距離も多くなる。昨夜も8時ごろには布団でメガネをかけてイビキをかいていたと家内か言う。3時に起きるので睡眠不足ではないが疲れがとれない。

明日は萩市。30日は通常、月曜日のコースを配達。大晦日は下関市内と大谷山荘。


『不利を受け入れる』


 自分にとって不利なことを全部拒否していたら、人間はいつまでも成長できません。自分にとって不利なことをどれだけ受け入れられるか。その度合いが人生を左右します。

 たとえ、不利なことでもいったんは全部受け入れることです。そのうえで、よくしていくための努力を積み重ねることです。

 この姿勢は、私の絶対の信念です。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)