草刈りに子供のヤギを買われた農家。家族から引き離された子供は夜になると大声で泣く。根負けして兄弟を1頭買い足された。
10月10日。配達のラジオから「東京オリンピック」の話題が数回ながれた。
経済的に楽ではない生活をしていることをわかっていたので、なにか買ってくれとせがんだ覚えはない。夕食が終わり学生食堂のテレビを見に行くのが楽しみだった。もちろんチャンネル権は山大の学生たち。金曜日8時からプロレスは面白かった。(力道山の時代)
オリンピックの少し前、テレビを買おうと母が決断した。当時の「ちまきや百貨店」向かって左側のサンヨ電機という店に行った。
木屋川河川敷ウォーキングの水曜日。6時にスタートしたいので3時に起きて配達準備、ネコとイヌの世話、私の朝食を済ませて5時半に農園を出た。
40分歩いた。河川敷は芝生なのでとても気持ちよく歩ける。血圧の数値がずいぶん改善されている。
長府から安岡に向かう道路、左にラーメン店があるその線路近くに大きなイノシシが悠然と歩いていた。8時の通勤通学時間帯。農園の地域ならば驚かないが、こんな町中に出没するとは思わなかった。
お昼に農園に戻った。明日は長丁場の下関。
『心血を注ぐ』
「心血を注ぐ」といいます。
私はまさに「心血を注いで」経営にあたってきました。
持っていた個人資産は当然のこと、子供の貯金にまで手を出し、借金返済につぎ込んだこともあります。
子供にカセットラジオをねだられ、買ってやれなかったことがあります。そんなとき「ぼくの貯金で買う」と子供に言われたのには困りました。
(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)