観に行く 散り椿

もう故人となったが、友人に東宝映像の録音技師がいた。黒澤映画製作の現場に何度も同行している。北海道ロケで朝日のなかで撮るシーンがあったが、監督のイメージどおりの朝日が昇らず約2週間も現地滞在した。

朝の一瞬だけのことなので毎日暇をもてあまし、パチンコ代と酒代が足りずに送金してもらった話を聞いた。


その黒澤組で鍛え上げられ「師匠」と黒澤を崇めている木村監督。「剣岳 点の記」は映像で原作をこえたと私は思っている。そのメイキングDVD を見た。剣岳山頂からの映像を撮るためにベースキャンプから撮影隊とともに数十回も登頂した。登山家でも難所のルート(蟹の縦ばい)を である。


封切りされた「散り椿」について監督が語るラジオ番組(1時間)を 聞きのがしサービス(らじる 🌟らじる)で聞いた。監督らしい数々の言葉のなかで印象に残っているひとつ。

最後の字幕の出演者はすべて本人直筆にしたと。


日曜日、正座の姿勢からいつものようにスッと立ち上がったとき腰に痛みを感じた。きのうが痛みの最高潮。車の乗り降り、荷物の上げ下ろしが苦痛だった。人生はじめての経験をした。きょう「ヒモ」を買ってきたので藤野先生から教わったヒモを巻く。

痛みのなかで、こうではないかとおもったのは。年齢的に動作はゆっくりしたほうが無理がない。


最初は少し痛みを感じるけれど、今朝も30分ウォーキングと15回の腕立てはできた。


『礼を尽くす』


 人との待ち合わせには、定刻十分前を信条としています。

 訪問先に駐車する場合は、駐車場の一番奥に車を止めるように心がけています。車で見送りを受けるときは、窓を開放し、会釈をし、見えなくなるまで先方に礼を尽くします。

 お客様をお見送りするときは、お客様の姿が見えなくなるまで、その場に立ったままお見送りします。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)