母の大学ノート

写真は萩グランドホテル近く今朝のの風景。向かって左が浜崎方向。母のふるさと島根、松江のたたずまいに似ているので撮った。


母(96歳 長寿をまっとう)の晩年7年は施設と病院めぐりをした。その前、まだ杖をついて自宅のまわりを歩いては俳句に興じていた。

季節をその範囲では感じられない、もっと季節や風景を楽しみたいとき「すまんが、車に乗せてくれんか」と何度か電話があった。海辺や山や川の風景が見える場所を選んで走った。車窓から目を大きくして風景を見ていた姿を思い出す。


久に来し 出雲平野の 秋の色

🔶実家は斐川郡直江町 法事があったとき家内の運転で🔶


歩道橋 おりて一列 新入生

🔶自宅近くの西岐波小学校まで歩いたと思われる🔶


楽しみは 句昨あいまの 九月場所

🔶相撲が大好きだった、とくに大鵬の大ファン🔶


杖なくて 町に行きたし 春日和

🔶両足付け根の大腿骨は人工関節。骨がちびるほど働いた🔶


昨夜はなぜか眠れない。ハイボールを飲みながら母の大学ノートをめくった。

私に俳句は無理。けれども母の視点はカメラでやってみたいと思っている。


『国会中継』


 国会中継で感じることがあります。

 たいがいの場合、野党議員が攻撃をします。

 しかし、攻撃するだけで、代案が示されないことがほとんどです。

 批判するだけでは何の解決にもなりません。批判や非難ばかりをしていると、あたかも自分はできているかのように錯覚するのではないかと思います。実はこのことが怖いのです。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)