1日中ゴロゴロした

きのう、浪曲師 玉川奈々福さん、曲師 沢村豊子さんの熱演が鍵山記念館に満ちた。


そのはじまりは奈々福さんのご挨拶。これも心に残っている。

文化庁の要請でヨーロッパ数ヵ国に日本伝統芸能の紹介に行かれた(総理も何ヵ所か同行予定が岡山豪雨でとどまられた)浪曲を海外で公演するには言葉の問題がある。

多くの場合、演目の進行に合わせて入念に打ち合わせた字幕を出された。けれども演目の舞台は日本の江戸時代。

いくら字幕を正確に出したとしても、例えばフランス人に江戸の風景や庶民の服装までもを伝えることはできない。

その壁に直面したとき、あるフランス人が「私は黒澤や小津安二郎など、たくさんの作品を知っている、心配はない情景は描ける」と。


奈々福さんは、私が演じる前から日本文化を伝えて下さった方々がおられたからこその浪曲公演だと思い知らされた。


年金を受給している私を「すすむ ちゃん」と声をかけるお婆さんがいる。母が職場でお世話をした当時は娘だった方。いつも私の健康や仕事のことを気にしてくださる。私も、そういう場面で母を身近に感じる。


昨夜は庄原市から浪曲にこられた3人と温泉に立ち寄って農園。刺身・サンマ焼き物・だし巻き玉子・カラスミと蒲鉾の付きだし・野菜サラダ・煮豚・瓦そば・他にもあったと思うが思い出せない。

ビール・ハイボール・焼酎にバーボンの4種混合で農園の夜は賑やかだった。3人は庄原掃除に学ぶ会のメンバー。鍵山先生がお掃除仲間は親戚と言われるが、浪曲があることを発信したら来た。浪曲か酒盛りか目的はわからないが、応えてくれた心意気が嬉しい。日付変更線まで宴は続いた。


彼らは朝食を終えて長門市で開催の焼き鳥フェスティバルに向かった。途中に弁天池と大谷山荘立ち寄りFacebookアップがあった。

私は人生はじめての1日ゴロゴロ。睡眠が4時間だったこともあるけれど運転の疲れを感じていた。二日酔いではない。福岡先生の最期の授業・西郷どん 薩長同盟など見逃した番組録画を全部観た。たまにはゴロゴロ日曜日もええ。


『お客様の要望』


 お客様が求めているサービスは、そんなに無茶なことはありません。

 集約すると「このお店が、私に対して何をしてくれたか」ということと、「私の希望に対して、何をしてくれなかったか」ということに尽きます。

 大切なことは、どこまでお客様の要望に応えられるかという一事です。お客様の立場に立った対応ができるようになれば、必ず売れるようになります。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)