振り出しに戻る(>_<)

たまごの営業はたまごがする。

18年前に農園をはじめたとき、当時の浜勝社長 元岡さんが心構えの言葉ををお祝いの品に添えられた。

大きな看板を出すより、よい品をつくれと言われたと受けとめた。


大きな看板ではないが、名刺の大きさカードを考えてそれが届いた。明日の加奈ちゃん販売のとき240個を無人販売する。そのときパンの対面販売で忙しい彼女が「それならカードがあるから」と農園の話題に対応せずにできるカードを作った。「よしの」さんのお店にも置かせてもらおう。


6月初日の朝は神様棚掃除からはじめた。

この棚は村上棟梁に頼んだ。桧木で立派につくってくれた。乾拭きしていると桧木の香りが部屋にただよった。


小郡で散髪。長府で「縁起焼」さんご挨拶。吉田に300個納品。小月トヨタでオイル交換(家内の車)。唐戸の和食店に集金。

お昼前まで順調に予定を済ませて、農園まであと一歩のところまで戻り唐戸は行っていないことに気がついた。すごろく「振り出しに戻る」のような心境は誰のせいでもない。再び下関を目指して走った。

くわえて言うと、朝の散髪のあと下関に向かい国道2号線を下っていたら「中山峠事故」の看板が点滅。朴の森あたりから渋滞だったので迂回して農園前を走って事故現場を回避した。走行距離が多くなった。

「縁起焼」は店主の思いとすれば「ご縁が起きる」の気持が込められていると知った。「しんあい」も親愛・信愛・神愛など幅広く命名をした。


『枠を使い尽くさない』


 与えられた枠は、使い尽くさないように気をつけています。

 たとえば、約束の時間十分前に行く。借りたお金は約束日前に返す。いただいた面談時間五分前に用件をすませ、退席する。一千万円の借入枠があったら、八百万円にとどめる。

 いつもこのようなことを心がけていますと、ますます自分に与えられる枠が広がってくるようになります。


(PHP研究所:鍵山秀三郎「一日一話」より引用)