旅の わたし流儀

浜崎を歩くときは旧山村家住宅がポイントになる。

江戸時代に建てられた大型の町家を、持ち主の山村さんが萩市に、まちづくりに役立ててもらえるならと寄附をされた。現在は浜崎町並み交流館として一般公開され地元の「浜崎しっちょる会」が活用・管理をされている。


浜崎の散策ガイドは無料。今回は特にお願いして古地図をもとに散策するようお願いした。簡単なお土産も用意していただきお一人500円になった。家族や仲間と萩を楽しみたいと思えば☎0838220133で山村家につながり「知ちょる会」につないでもらえばよい。


前回は堀内散策を催した。堀内は萩観光協会でガイドを紹介してくれる。2時間コースで2000円。


長府を何度か散策したときもガイドを頼んだ。たしか3000円で2時間だった。奇兵隊挙兵のとき気持ちが燃え上がった者たちが功山寺山門に切りつけた刀傷が随所にある。それはガイドなしでは見過ごす。毛利邸の石垣に変化が見受けられるところがある。それは戦時中に石垣を部分的に外して防空壕を掘った。戦後埋め直した跡だった。

案内をお願いしたら旅が何倍も楽しくなる。


ガイドが見つからないとき、数年前に臼杵の石仏を訪れたときはガイドは出払っていた。観光バスが着いた、その観光客に紛れてくっいて歩く小判鮫観光をした。これは無料。


旅をするとき私はタブレットは使わない。道路地図を見ながら、標識を見ながらそれでもわからないときはコンビニや郵便局、駐在所などで目的地を教えてもらう。コテコテの方言に出会えたり、食べ物やお土産情報もネットより確か。昨年の柳川川下りで船頭さんに「忙しいかね」と山口弁、それに応えた佐賀弁は「がばい!」旅こそアナログがおもしろい。


前置きが長くなり、写真は山村家に鎮座していた木製火鉢。江戸の時代から船具店を生業とされた。この火鉢で商談やら冗談やらがかわされたと手垢が語ってくれた。