木曜日の朝は唐戸魚市場

菊川町内日(うつい)のおばあちゃん。会話を交わしている向こうに黄色のリュックが見えたので「ハイキングに行かれますか」と冗談をとばした。

以前から、災害に備えておこうと乾パンや缶詰、衣類に飲料水など3日分を想定して詰めていると言われた。戦争や災害を経験されリュックの大切さをご存じ。


そのリュックのお宅に近い、地域では唯一の家電を扱うお店にも配達をしている。80才半ばと思われるおばあさんは奉天から引き揚げてこられた。敗戦の過酷な逃避行を語ることができる。

この週末、NHK総合テレビ 夜9時から「どこにもない国 前編」があることを話題にした。満蒙開拓について是非はともかく、異国に取り残された多くの日本人を帰国させるため尽力した人たちが主人公になる。

おばあさん家族は開拓農民としてではなく、いわゆる役人として奉天で豊かな生活をされていた。筆舌に尽くせぬ道のりを歩き港にたどり着いたとき迎えの日本船が待っていた。

その段取りに奔走した人たちをドラマにしているようですと案内した「必ず観ます」と喜ばれた。


彦島を配達中の午前、雨のなか私の前を走る原付オートバイが転倒した。頭は打たなかったがバイクと数メートル滑った。車をとめてかけよった。50歳ぐらいの男性に「おい!」と声をかけたが反応がない。身体を揺すったら目が覚めた。おそらく肩や足など打撲している。バイクのエンジンをとめて路肩に寄せたときヤクルトの女性が加勢にきた「立てるか」と促したら両足で立った。立てなかったら救急に連絡と思っていた。バイクのそばに歩いて座った。出血もなく会話もできたのでヤクルトさんに任せた。


木曜日の朝は唐戸魚市場。1000円前後で三種類の魚介を買うのが目的。今朝は大きなイワシ4匹・ナマコ2匹とアサリが1300円になった。

さきほど農園にもどり、家内が包丁を握っている。