木曜日は唐戸魚市場

7時前、唐戸魚市場に着いた。今夜の刺身になる魚を3種類、腹と頭を取ってもらいクーラーボックスに収めた。歩きまわるだけでも市場は気持ちがよいのは、売り手と買い手がテンポよく交わす言葉かもわからない。ボンヤリしている人は一人もいない顔つきがみなさん鋭い。


配達先に魚屋さんがある。常連客から頼まれて農園のたまごを毎週たくさん買っていただいている。たまに市場で見かける、主に日本海の魚を扱う店でやりとりされている。メカブを先日スーパーマーケットの魚売場で買った家内が湯がいて刻んで叩いたが、あのネバリにならなかったことを話題にした。

ワカメが根をおろしている根っ子がメカブで、漁師さんはとらない。種芋のように来年の収穫の元になる。出回っているのは養殖だろう。ネバリが出ないので買わない。買うときは有明産の決めたものにしている。などと会話がはずんだ。


配達先で「春になったね」の会話が多くなり、お昼ごろ着く下関市日内(うつい)に30分ちかく延着になった。6軒の配達先で言われたのは「いつもより遅いから心配じゃった」と嬉しいお声かけをいただいた「たまごを売らんとアブラを売ってきた」と返しておいた。


子育ての加奈ちゃんが医療について、製薬メーカーと政治家について疑問を話題にした。予防と称されて国民に提供される薬。私も肺炎予防の高齢者対象になり血圧検診時に「接種しましょう」と促されて無料で受けた。その薬代は税金から製薬メーカーに支払われる。

狂犬病予防接種は受けない。国内にその病気の犬が一頭もいない。けれども愛犬家の義務のようにみなさん接種に行く。超小型の室内犬まで接種。

加奈ちゃん次男の「ゆい ちゃん」は身体に湿疹が出て、買い物に行って人が振り返るほどの湿疹。一番悪化している写真を見せてもらった。

その湿疹に加奈ちゃんは思いあたるフシがあった。数ヵ月前に発熱で入院したときの薬害ではないかと。そして今回の湿疹で医療機関に行くとステロイド剤を処方された。処方し医師に加奈ちゃんが使いたくないと言うと、最後には「あんたそれでも親かね」と言われた。泣きながら帰った。けれども理解してくれる医師が遠くに見つかり通院している「悪いものを炎症で出している」と。


医療の溢れる情報のなかで、自分流の子育てをしている加奈ちゃんは「変人」扱いらしい。


地名の大好きな私のアンテナが見つけた「音無口」もう嬉しくて。