車の冷房をつけた

NHK  Eテレ「100de名著」は、1回の放送時間が25分。それが4回連続してひとつのテーマが終わる。つまり100分で1冊の名著を読み解く番組。


いま2回まで進んでいる作品、というより「松本清張スペシャル」はとても面白い。「1 点と線」「2 砂の器」「3 昭和史発掘」「4 神々の乱心」4作品を、放送大学教授、政治学者の原 武史先生が分りやすく解説される。

推理小説は、一度読んでストーリーを楽しめたらよいものと、何度も読み返して「清張史観」から昭和の民俗学や政治・社会に新鮮な気持ちで向き合う楽しさがあることがわかった。


点と線では、東京~博多間を走る寝台特急「あさかぜ」を利用できる人、それが使えないで急行の硬い椅子で東京~博多を移動する人からみえる貧富。

砂の器では、銀座のバーの女給という職業から推しはかることができる共同便所の木賃アパート。ハンセン病隔離政策にも作品で(小泉内閣で解決した)人権を問うている。

犯人がどうして戸籍改ざんができたのか。東京や大阪など大都市空襲で戸籍が焼失したので、ハンセン病の父親と戸籍で他人になれたことからも当時の世相が読みとれる。


第3回「昭和史発掘」3月19日放送・3月21日再放送。 第4回「神々の乱心」3月26日放送・3月28日再放送。テキストは書店。


昨夜から外ネコ「おい」が春の目的を果たしたのか農園に戻っている。布団にもぐり込んでいる9時ごろ、階下でニャーニャー餌をねだる。カリカリは置いているけれどネコ缶を所望している。桂子ちゃんが差し入れてくれた高級な餌を与えたら喜んで食べた。朝は3時からニャーニャーがはじまった。イヌは我慢ができるがネコはそれができない。


3時半に布団をあげて掃除機。配達の支度をととのえ、朝食とイヌの散歩(ヘッドライト)など慌ただしく済ませて6時に配達スタート。

長府の洋菓子店レ・サンクに立ち寄り、ご好意でカステラ販売のチラシデザインをしてくださる方を待った。デザィナーにお願いしたと言っても通用する素敵なチラシのデータを拝見した。その方を介して印刷も厚かましくお願いした。


帰り道、小月「晋作の湯」に立ち寄った。