歌姫からの便り 嬉しく

昨夜のコンサート。向かって右が呉 明美さん。左はチョッテ奏者の李 淑任さん。

会場のソリナム(小物・喫茶)は呉さんのお店。種々の理由で今月でお店を閉められる。今年に入り彼女からそのことを電話で聞いていた。

朝鮮大学時代からの親友を招いてのコンサートは、ソリナムの花道だと思ったのでチケットをすぐ買い求めた。広くはないフロアに30人以上があつまり、とてもあたたい時間が心地よかった。


李さんが演奏の合間にソリナム閉店について話された、その言葉が印象的だった「終わりは新たなはじまり」たくさん悲しい場面に立ち会ってきたが、まさに新たなはじまりのスイッチは「終わり」が押している。


10年以上前に川棚の公民館で、カヤグムを奏でて歌う呉さんと出会いがあった。民族衣装や民族楽器を丁寧に説明する彼女は韓国・朝鮮と日本のかけ橋をしているように思えた。例えば、日本の琴と韓国のカヤグムは見た目は同じでもツメをつけずに演奏するカヤグムの弾きかたのちがいなど理解できた。

近くて遠い国と言われることがある韓国。文化の理解が足らないように彼女から教わった。


彼女がその日に歌ったなかのひとつ「涙そうそう」歌の途中から大きな瞳から涙がポロポロこぼれた。演奏中に、2ヶ月前に亡くなったお祖母ちゃんを思い出した。

これほど「涙そうそう」に聴き惚れたことはなかった。その感激を文字や言葉で、たくさんの場面で伝えた。それを明美さんは知っている。

お昼前、彼女からお礼メールが届いた「昨夜の 涙そうそう は足立さんに届けたいと選曲しました」と。

これからも歌姫応援団ですよ。


萩市から美祢市の配達が土曜日。農園に戻り軽く昼ごはん。毛布にくるまり横になったら自分のイビキで目が覚めた。横になればすぐに眠りにおちる。


1時過ぎに長府の藤中さんを厚東駅で迎えて朴の森。岡本さんが準備してくれ重枝さんも到着していた。囲炉裏の部屋「工事中」の小説ダウロードを開通させる打ち合わせ。藤中さんはこの部屋の主人公(錯覚の作家)。

藤中さん、わたしの老人コンビに重枝さんのホームページ技術で、小説(妄想小説など)を公開する打ち合わせ。それをやって何になるかと問われてもわからない一石をこれから投じます。