わたしの正念場

牧さんの旅

プラド美術館で買ったお土産と書かれていた。一見荒削り風の生き方に見える牧さん。実は神戸の避難所(23年前)からバイクをとばして東京にピアノコンサートを聴きに行ったので驚いた。国内・海外の美術館めぐりに明け暮れている。


木曜日の7時は唐戸魚市場の常連客になった。親しくなった兄ちゃんやおばちゃんも出来た。今朝は 子持ちカレイのビッグサイズ2匹と刺身にできるイワシ6匹を買った。

きのう春一番が吹き漁はなかった。ということは安く買った魚は、店としては今朝売り切りたいからプライスダウンタウンなのかもわからない。

おばちゃんが魚料理、鮮度の順番で「わたしなら」と前置きして 「あらい」「刺身」「焼き物」「煮付け」「唐揚げ」と教えてくれた。市場探検は面白い。


配達先の電気工事会社。街で見かける関わりたくない外見のお兄さん。声をかけると鋭い目が優しくなる「最近寒いから仕事は大変じゃろう」と言うと「めっちゃ ヤバイ」頑張れよ!と背中をたたいた。


私が尊敬する金光教早島教会の玉井先生が、きょうの午後お国替えされた。教会や教団という組織に馴染めなくなり教会参拝は20数年前にやめた。それでも私の信心は続けていると思っている。その背骨になったのが玉井先生。

数日前から照美さん(金光教太秦教会でご用)の主人や、各方面の玉井先生にご縁のある方から先生の容態についてのお電話をいただき続けた。

組織から離れた私に、年賀状も交わさなくなった私にご連絡くださるみなさんに頭が下がる思いだった。


玉井先生の「囲炉裏の部屋」で、木炭の近くに円錐形の備前焼の地炉利を灰に差し込んで酒の燗をつけて盃を交わしながら話し込んだ夜があった。その腹話が私の力になっている。

先生の講話をまとめた出版処女作「神様にかみついた話」は、たくさんの人に信心(信神)の世界を伝えることができた。ご葬儀は日曜日の午前参列させていただく。


正志がお昼前から鼻血が止まらず、救急車で宇部興産中央病院でお世話になっている。まだ検査が続いている。

私の正念場。