長引く寒波

部屋の窓ガラスについている結露で冷え込みがわかるようになった。毎朝、この結露を新聞紙で拭き取ることが冬の日課になっている。

今朝はさほど冷えていないと思ったら、そのとおり氷点下3度だった。5時ごろネコが階下からニヤーニャーと朝ごはんの催促をする。ネコの朝食はネコ缶。


写真は山口市吉敷から鳳便山方向の一枚。


諏訪神社のすぐそばにご実家がある奥さま(家業の事務)、諏訪湖が結氷して御神渡りが今年は見られる話題になった。諏訪は標高800メートルの盆地。この時期は氷点下10度以下の毎日が続く。高校時代はボート部だったが走ることしかできなかった。ほかの部活も走るだけが冬のメニューだった。

夜中、諏訪湖から結氷できしむ音が深夜に集落に響くと神々しい気持ちになった。冬は寒いほど故郷を思い出せると話された。


配達の終わりごろ、平川のスーパーに立ち寄り今夜の買い出しをする。刺身やハイボールなどをレジで支払っているときご老人(男性)の姿が目にとまった。椅子に腰かけられたので声をかけにいった。

このスーパーに飼い犬を連れて来ていた。雑種と思われる10キロぐらいの中型犬。しつけはできているがノーリードだからマナーにうるさい人から小言を言われていた。私も「はなちゃん」のときはリードをつけたことがなかった。命令に従わないことはなかった。


「犬は元気ですか」と側に座って声をかけた。驚かれた。そのあとで「昨年の暮れに死にました。13歳ですよ、早いと思いませんか」買い物から想像すれば独り暮らしのように思えた「楽に逝きましたか」と思わず聞いた「苦しまずに」と。私の「はなちゃん」は七転八倒して逝ったと家内から聞いた。健太も難儀な最後だった。太郎さんは私に尾を振って逝った。

しばらく思い出話を聞かせていただいた。