テレビ番組ご紹介

午後のメールは数楽の藤野先生からだった。

能楽師 安田 登先生が、31日(水曜日)午後8時 BS プレミアムで放送される🔶偉人たちの健康診断 天下人はなぜキレるのか 豊臣秀吉🔶に出演されるという案内だった。


数楽の会を藤野先生がはじめられた当初の名称は、寺子屋ならぬ「社小屋」だった。吉部八幡宮をお借りしたから社(やしろ)になった。仕事を終えて集まる人数はまばら、しかも数楽がなにかわからないが、悪い催しではなさそうだから参加してみようか。ぐらいで私は出席していた。


能楽師の安田先生をお招きします。と案内をいただいたとき正直「能楽師?退屈な時間になろう」と想像して出席した。当時はお賽銭が参加費だった。

そのぐらいの気持ちで座っていたら先生は袴姿の正装で立たれた。そこから安田先生の世界になった。能の話にはじまり甲骨文字から奥の細道など知らないことを、私にも理解できるぐらいに敷居を下げて話していただき感激の一時だった。


次に社小屋に来られたときは、若いバイオリン奏者の女性を同伴された。安田先生が彼女に一曲演奏するよう促された。彼女は演奏の前に語った「オーケストラにはいると、私が求めていきたい道から逸れてしまうので、生活は苦労がありますが私の道を歩みます」と前置きして聴かせていただいた曲は G線上のアリア。拝殿に響くバイオリンの音色は涙がこぼれるほど私の心を揺さぶった。


写真は昨年の8月に数楽にお出でいただいた安田先生との夕食。若手の桂子ちゃんがノンアルコールを「どうぞ」の場面。


「工事中」の阿弥陀寺の幽霊を読まれた数名から「面白い」と感想をいただきました。

今週の金曜日に長府の「あけぼのコーヒー」で逢坂かのを 先生と工事完成までの道筋を話し合います。まだ未完成ですから。


月曜日のラストは農園近くの温泉。冷えきった身体が喜んだ。