頭の中の消しゴム

きのう山陽小野田市の農家さんから頂戴したスイートスプリング。市場に出せない規格らしいが味は自信がありますと言われた。めずらしいのでお供えしてお下がりをいただく。


正月に録画して観た映画作品はいろいろあるが「私の頭の中の消しゴム」  タイトルに「の」が3ヶ所使われているところは気になった。


それは別としてラブストーリを楽しんだ。彼女がアルツハイマー病になり記憶が消されていく。


私の母は、私の出生について話すことはなかった。幼稚園のころ友だちから「父ちゃんがなんでおらんのか」と聞かれた。母に聞いたら「戦死したんよ」と言う。それを友だちに話してしばらく「それはウソらしい」と言われウソつきになった。物事がわかりはじめて終戦の6年後に戦死した子供が生まれるワケがないと母のウソがわかった。


戸籍から私の父親の氏名と住職は調べていた。晩年、天皇陛下が弁当を持ってくると言ったり、私に向かって「あんた誰か」と言うようになっとき、母が住んでいる世界はちがうけれど楽に生きているかもわからないと思った。


あるとき、絶体に口にしなかった私の父親の名前を言った。帰りに○○に寄って食べて帰りなさい。その言葉を聞いてなおさら母の頭の世界が楽になっているかもわかないと感じた。


火曜日の仕事を終えた。