今夜はお通夜ではない

新年をむかえて2度目の下関行き。正月休みの影響が残り、仕事始めが5日の会社や商店などがあり不規則な配達コースの木曜日。

朝の海峡夢タワーから新年の勢いを感じた。


昨年の春に元気なご主人が倒れた。ばあちゃんは回復を写経に込めた毎日を過ごしておられる。そのお宅に近所の人が集まっていた。わたしは「今夜はお通夜」と直感した。6個パックのたまごを持たずにお悔やみに行った「お正月から大変なことになりましたね」と声をかけた。ばあちゃんが「それいね。庭の松の木に虫がついて駆除してもらいよるんそ」私の早とちり。


きのう詣でた豊功神社には禁門の変(蛤御門の変)で亡くなられた長府毛利藩の方々が祀られている。私の素朴な疑問は、討ち死にされた方のご遺体は現地で下層して遺骨を持ち帰ったのか、もしくはご遺体を長府まで運んだのか。

美祢のなんでも博士「よしの」にたずねた。即座に「遺髪ぐらいが還ったでしょう」遺体は集めてひとつに埋めて「塚」となっていると思う。


もうひとつ、最近「教育勅語」が気になる。ネットでいろいろ調べてみても、いまひとつしっくりわからない「よしの」にそれを話した。

勅語の意味を最初に概説してくれた。明治天皇と時の政府は同じであることが理解できた。国民が国をまもるというあたりもボンヤリとわかりかけてきた。


明日も下関にむかう。この配達を終えたらいつものペースになる。