晩秋の紅葉がよかった

山口市「豆子郎本店」四季庭の紅葉が秋を演出していた。


日曜日の朝「ショッピングモールの歌姫」というNHK テレビ番組(30分)があった。

半崎美子というシンガーソングライターが、ショッピングモールにこだわり演奏活動を続けている内容だった。


農園に何度か「猿舞い座」の村崎さんが泊まられた。阿蘇や日光の猿まわしが劇場を構えて公演するのに対して、村崎さんは猿まわし本来の大道芸を目指しておられる。

おんぼろ車に猿を乗せて全国行脚。人通りの多い、例えば駅前に立ち村崎の三味線やギター演奏で通行人の足を止める。

人が集まった頃合いをみて猿を出して芸を披露する。終わるとザルを路上に置いて投げ銭を頂戴する。


ショッピングモールに来る人々も目的があってのこと。そこに簡易なステージをこしらえギターで歌う。最終曲のころは大勢の人だかりになる。そしてサイン会は延々と2時間ちかくになる。サインを求める人はほとんど胸のなかの「つかえ」を彼女に吐き出す「僕はうつで、離婚しました」と涙をこぼす。それを受け止めた彼女もボロボロ泣く。7歳の息子を交通事故で亡くした母親と手を取り合って涙をながす。

ショッピングモールで数曲歌っただけで、足をとめた買い物客の心をとかしてしまう彼女の生きる姿勢をカメラが追った。


宗教家など人の心を救う立場の「先生方」は、すぐに教祖や宗祖の教え、つまり人のフンドシで導こうとする。彼女は導かない。ひたすら相手の心に寄り添う。


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