陽気に誘われカメムシ発生

長府にお住まい。藤中隊長ギャラリー「その3」。

この言葉は隊長の言葉の遊びではなく、夜と朝の体験からうまれたのではないかと想像した。


私の配達時間の正確さを長年のお客さまはよく話題にされる「国鉄なみですね」と言う人もあった。

お届けするたまごを待って外出される方や、反対に外出先から戻り支払いをされる方もある。例えば飲食店では時間指定もある。10分以内のちがいで広範囲にたくさんのお客さまをまわる。


そのコツは、1日に何度かの小休止。おもにコンビニでコーヒーやメールチェックなど。細い近道を知っていても使わない。相手の都合をみながら少しの会話。

10時とお昼と3時ぐらいの目標到達場所を決めている。渋滞などで時間オーバーになると、休憩と会話をカットする。それでも間に合わないときは近道を使うこともある。


毎日、毎週、毎月同じコースを同じ時間に走ると面白いことに気がつく。

バス停でバスを待つ人。通学路を歩くランドセルの子供たち。散歩の犬にジョギングの人。萩の魚市場から走り出す保冷車のドライバーは割烹着のおばちゃん。パチンコ店の周囲を掃除するスタッフ。8時に住吉神社に参拝する婦人。

会話を交わしたことはないが、ずいぶんお馴染みの顔がある。時間を変えると、また顔ぶれはちがうだろう。つまり、人は自分に与えられた生活リズムのなかで生きている。それは単調な毎日ではなく、とても恵まれたリズムだと思う。


5年前の月曜日、路面が凍結しており車が横転大破した。その日の仕事のリズムは乱れた。代車でしばらくは不便な配達になった。


大きな変化のない毎日でも、生活の回り舞台はジリジリと動く。


午前は、長府と小月に出かけた。帰りがけ久しぶりに温泉立ち寄り。日中は暑いぐらいの陽気になりカメムシが大発生している。