お地蔵さま に合掌

小野田市渡し場にこのお地蔵さまはある。年中さまざまな衣裳を着せてもらう。きょうは小雨のなかハロウィンだった。撮りおえて手をあわせたとき「交通安全」の文字に気がついた。いつも衣裳を用意して着せる方の思いが胸に沁みた。


毎回、セミナーパークの講演では入場のとき感想文用紙とペンが渡されるが一度も記入したことがない。私の脳ミソは、聴いた直後の感想文には対処できない。


NHK テレビ番組で体内のことを詳しく2回、角度をかえて放映した。例えば食事をしたとき、脳から「食べたぞ」と消化を促すサインが内蔵に出るのではなく、それぞれの内蔵がサインを血液を介して伝え合っていることが解明された。特に腎臓がネットワークの真ん中で活躍している。脳が司令塔ではないらしい。


番組を観てつくづく「生きている」ではなく「生かされている」つまり、自分の意思では何ひとつコントロールできないことが理解できた。


福岡伸一先生の講演内容も「そこ」だった。人の体は内蔵、筋肉から骨にいたる全身は毎日更新されている。ウンコは食べ物のカスもあるが、あらゆる体の老廃物も含まれている。更新しながらも外見を維持する力を備えている。


サプリメントや健康なんとかとは全く異なる「生きる力」がある。それを当たり前と思うか感謝するかは様々かもわからない。私はその「見えない働き」に手を合わせたい。


藤野先生が最前列に行くから私もついて座った「かぶりつき」若い頃のショー劇場を思い出す。開演までの雑談は世の中の動き。北朝鮮や衆議院選挙に過疎化などを、今は混沌の時期と先生は言われた。私も天変地異や紛争、身近な事件を混沌と思う。


日本のビッグバンは「応仁の乱」と言う歴史家もある。その渦中を生きる人には過酷なこともあったろうが、そのご苦労のおかげで後世を生きる人にはレールが敷かれた。

きのう福岡先生はフェルメールまで及んだから、これから余韻を楽しみながら感想は出てくる。