鶏 談義

暑い日中。鶏は涼しい場所で避暑。

農園をはじめたころ、放し飼いを見たいとか鶏舎の構造を知りたいとか、色々な目的で訪問される方の応対をした。地域のおじいさんが「たまごを生まない鶏を売ってくれ」と何度か来られた。ご自分で処理して刺身や鍋を楽しみ、内臓も食べると言われ500円を出された。


鶏舎にはきれいな羽で元気に動く鶏と、写真の鶏のように羽がボロボロの鶏がおり、わたしは迷わずボロボロ鶏を差し出した。


養鶏を続けるうちに、そのボロボロ鶏になる理由がわかった。ほぼ毎日産卵するからそちらに栄養をとられている。加えて説明すると、ヒヨコや若鶏の足は濃い黄色。それが白くなるのは、その色素まで黄身に提供している(もちろんトウモロコシの黄色。農園ではマリーゴールドの花弁も餌に加える)つまり、たくさん産卵して農園に貢献している鶏を500円で売り、生まないきれいな鶏を残したことになる。


ちなみに、たまごの大小について。

生後150日あたりから初生みをする。ウズラぐらいで小さい。農園では初生みから約1年ほど採卵をする。その時期から餌は食べても産卵サイクルが落ちてくる。アウトと呼ぶ入れ替えの時期に達する。

たまごの大きさは、若い鶏ほどこぶり、アウトに近いほど大きくなる概して。平均的な1個の重さは60グラム。


1日あたり食べる飼料の価格は、つかわれる内容により4~5円の餌から10円以上になる。農園では10円以上の配合をしている。


3時前に起きて6時の配達スタート。小郡から長門市・美祢市・小野田市に宇部市を走り先ほど農園ゴール。

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