哲学者の講演を聴講

レノファ山口の試合前、景気よくビールを流し込む桂子ちゃん。彼女は前の仕事でうら若き女子社員だった。あれから18年の歳月がながれて。

今は、数楽の会と掃除に学ぶ会だけでは「若手」


まだ暗い5時から草刈りをはじめた。ハンマーナイフを走らせても鶏舎や植木の位置で進行方向はわかる。7時ごろ、頭と顔を保護している防虫ネットを脱いで汗を拭いているとき、左目に鋭い痛みが続いた。ブトが吸血していると直感して手拭いで叩いた。即効性の薬はあるが「目」に近いから、洗面所に走り石鹸で患部をしつこく洗った。今、腫れてはいるがあの処置が効いて大したことはない。傷口も確認できる。

8時まで草刈りをして、お盆あけ営業のレストラン小月の「卯」に配達。


農園で簡単に昼ごはんを済ませて県セミナーパーク「ひとづくり財団」が年に7回講師を招いてネットなどで聴講を呼びかける。最大定員300人で毎回抽選になる。私はネットでいつもペア券で申し込む。絶対に聴きたい講師、例えば 作家の山本一力さんや諏訪病院名誉院長の鎌田先生の申込みは、桂子ちゃんを動員して獲得する。もちろんダブって当たれば無駄にしたことはない。

今回のペアは、体調が悪くキャンセル。一人で行った。講師は哲学者 岸見一郎先生。予備知識はゼロだから演題「嫌われる勇気、そして幸せになる勇気」をウキウキして開演を待った。

「アドラー」という方に学んでおられ、そこを軸に90分の話が展開した。

「過去」と「未来」から解放されたらどうですか。きょうの1日を大切に生きましょう。と結論されたように思う。特に私の場合、老後の生活はどうなるのかという不安はしなくても、きょうを大切に生きたら大丈夫。

それと、人がどんな価値あることをやったかという判断からは、老人や障害を持つ人の評価はうまれない(私も人のお世話になる時がくる)そうではなく、その人の存在がうれしい、ありがたいという心持ち。そこから世界の平和が見えてくる。


私の脳みそは、聴いたり読んだりしたことの発酵が遅い。岸見先生の内容は宗教的にも感じた。ぼつぼつ熟成させよう。