国民の生命と財産は戦争では守れない

8時15日の時期がくるとNHKは、あの戦争を「証言」で視聴者に問いかける。毎年それを録画してCDに保存している。200枚ぐらいあると思う。

沖縄県が本土復帰した直後から、戦没者のご遺骨収集奉仕に10年以上通った。それが、私が戦争をいまでも問い続けるスタートライン。


私たちの身近な人が、戦地となったアジアの国々で鬼のような蛮行をやった。という声に「それはねつ造」と思いたいし、確かにねつ造と思われる「証拠」も散見する。

昨夜は、満州で生体実験をした関東軍防疫部隊、通称「731石井部隊」の記録が60分紹介された。

終戦直後にソ連に捕虜となった石井部隊幹部の裁判記録録音テープが番組を構成した。

匪賊「ひぞく」(支那人の山賊と言われている)を捕らえたら銃殺。その前に生体ではないと得ることかできない実験データーを取ろうと、帝国大学(東大・京大)の医学研究者が大挙して満州に渡った。厳寒の満州で凍傷を患う兵士が多く、凍傷研究のため氷点下20度のなかで捕らえた匪賊に扇風機をあて凍傷にする。手の指先が無くなった者、骨だけ残った者。染色体の実験は生体でないとできない。研究者は「マルタ」と呼ばれた支那人で思う存分の実験・研究ができた。

細菌兵器(ペスト・コレラなど)も、その威力がマルタで試された。


国内では満州で略奪を繰り返す匪賊の報道が連日されており、殺してあたりまえのような雰囲気を各マスコミが書きあげていた。まさに「ペンの力」が軍部に操られた。国民はペンを信じて鬼と化した。


土曜日にお届けの若いご夫婦。きのう新居にうつられた。今度の土曜日は「ばんだいさん」の豪華ドライフラワー花束をお祝いに届けることができる。花束は、明日のホーム画面でご紹介します。


6時まえの夕暮れ。晩酌をおえて眠気がしている。クーラーは要らない。ぼつぼつ寝よう。愛犬と。