涙腺がゆるんできた

日田市小鹿田。四方の山々から清流が集まる、その一番底に水の力で粘土を加工する小鹿田の窯が300年前から続いた。

20数年前、日田市から飯塚まで最短のルートを地図で探し走った。そのとき小鹿田に偶然であった。今でこそ観光バスが入るが、当時は離合も困難な狭い道だった。派手さはない素朴な焼き物が好きになり何度も訪れた。

報道映像で小鹿田の被災状況をみて胸がいたむ。復興されたら買い物に行こう。


昨夜のテレビ「ドキュメント72」は小倉が舞台。100円のセルフ・ビールサーバーが活躍する居酒屋。24時間営業の店にカメラが据えられた。約1000杯のビールを飲んだ客の人間模様。

そのなかで、わたし年代の男がふたり飲む。なんとなく3人席にみえる。その筈、親友の一人がなくなりその席をつくってグラスをかたむける。亡くなって一年、いまでも思い出話になると二人で泣くらしい。

録画の再生を2時にして、その場面でわたしまで泣けた。


萩市から戻り、午後から草刈機を担いでしっかり汗をかいた。