太郎さん 命日

2年前の6月に 母の葬儀。翌7月、愛犬2頭が母のあとを追うように亡くなった。きょうは、アメリカン ビークル犬「太郎さん」の命日。

宇部空港に近い畳屋さんで、ウサギの猟犬が5頭出産したが、1頭だけもらいてのないオスの子犬がおる。タダでよいから飼い主をさがしている。なぜ売れ残りか理由は引き取りに行ってわかった。尾が下がっている。ほぼ黒い毛並み。つまり外見からビークル犬の特徴はない。奧さんは別れがつらいと留守だった「一万円いただきたい」と書き置きがあった。後日、そのお金で登録されたのか血統書が郵送された。わたしに血統書は必要ないし、その類いに人でも犬でも関心はない。


とても温厚な性格で、特に若い女性が来ると喜んだ。マムシに2度咬まれ。スズメバチに刺され。放浪の果てにパトロールカーで帰還。イノシンワナに2日ほど前足をワイヤーに縛られ、猟師がワイヤーを切って3本足でヨタヨタ帰った朝、獣医は「切断」を決めたが、切るなら明日でよいと栄養点滴を受けて連れ帰った。徹夜で冷たい前足を撫でた。翌朝、少し足があたたかくなってきた。毛細血管が復活したらしい。傷跡は大きく残ったが走れるようになった。

2年前の10日は金曜日だった。用を済ませて農園に戻ったら太郎さんが炎天下の地面に倒れていた。ダラリと出た舌の色は紫になっていた。抱き抱えて太郎さん!と呼んだら目をあけた。口のなかに氷を入れたら目を閉じた。17歳だった。


タブレトの契約GBを10GBから半分の5GBに契約した。さきほど10日経過の使用量を確認したら余裕の0.61GBだった。


藤野先生から拝借のDVD「維摩経」を半分、しっかり観た。あいつは好き・あいつは嫌い その分け方は己を鏡に映した姿であり、それは的を得ていないことがぼんやりわかりかけてきた。大乗仏教のりんかくも。面白い。