充実の日曜日

岡本拓也さんが下関トヨタ店長時代。工場長は佐伯さんだった。わたしは掃除の会と配達の車整備で佐伯さんにお世話になった。がんを発病されて1年ほどで亡くなられた。

佐伯さんが幼少期を過ごした、長崎県島原市の寺に行きたい。世話になった方の墓参もしたいと病床で話された。医者に許可をとり、本人夫婦とわたし、カメラの杉本さんの4人で日帰り島原の旅をした。墓前で佐伯さんは長いお経をそらであげられた。とにかく笑顔の佐伯さんの1日だった。


世話になりましたと葬儀のあと奥さまからお金をいただいた。そのお気持ちに応えようと、お礼の金額に少し足して川土手に桜を植えた。当日、お掃除仲間が来て手伝った。佐伯さんの長男が来た「埋めるようにと母から預かりました」と時計など遺品を埋めた。

数年前から、その場所に花が咲くようになった。家内が毎年「花が咲きます」と春に看板をつくり釣り人に踏まれないよう。わたしは鶏糞を施してきた。


お昼。佐伯さんの長男 広一郎さんが農園に来られた「13回忌を済ませました」と奥さまからのお酒をそえての挨拶だった。今夜は佐伯さんを偲んで献盃。昨夜からホタルが桜並木を舞っていた。


3時に起きて、トイレと部屋と階段の掃除。簡単な朝食をつくり犬の世話。5時半から8時半まで、ハンマーナイフが修理なのでショルダーの草刈機。散髪を済ませて防府市のトヨタでオイル交換とタイヤ ローテーション。


午後から「数楽の会」岡 潔先生の「春宵十話」を藤野先生の楽しい解説で2時間。たくさん学んだなかでも、ひとつ挙げるとしたら「観念」が少し理解できた。

朝の3時から起きて、草刈りや防府市の往復などを観念で決めれば「疲れた」けれども観念を持ち合わせない私は疲れない。

タイヤ ローテーション。新車から2万キロ走ったからブレーキディスクの減りかたを診てもらった。何万キロ走行で減りません。踏んだ回数、積み荷の重さです。ここでも観念が退いた。


1日、ほんとうに元気な心と身体で終えたことを、母に感謝のかしわ手。