お掃除ざんまい

山口県には、宇部・下関と萩で「掃除に学ぶ会」が10数年前から定期的に掃除を開催して、鍵山先生(イエローハート創業者)の 心をみがく掃除を実践している。先月、山口市でも会が発足して、きょうは第2回目が行われた。

常々、会に参加する日は自宅の掃除をしてから会場に行くことにしている。早起きして農園のトイレ・風呂・部屋に階段などを掃除して会場の山口市小郡地域交流センターに向かった。参加者9名でしっかり便器を磨きあげた。


約20年前、掃除に学ぶ会が全国に拡がった。わたしは全国各地の大会に参加をした。熊本の大会で中村勝子という人が講演された。神奈川でも中村勝子さん。演題はスペシャル オリンピックス。知的に障害をもつ方のスポーツ、その価値観を自身が関わったダウン症の女の子「ともちゃん」と体操をやり、世界大会で銀を授賞するまでの道のりを全身全霊で講演される姿に「お手伝いしましょう」と神奈川で申し出た。


出版業をしていたので小冊子「ともちゃんの銀メダル」をつくった。1冊 100円で全国の掃除会場で販売できるよう鍵山先生がレールを敷いてくださり、2万冊以上も販売して売上金はすべてスペシャルオリンピックス日本の活動費に寄付をした。

その出版に関わりながら、山口県でもスペシャルの旗を挙げたいと強く思いはじめた。


当時、小郡町長の岩城さんに協力を頼み。きょうの掃除会場で「教育講演会」と銘打って中村勝子さんを招いた。今のようにネット検索の手だてがないから、スペシャルは誰も知らない公的場所での教育講演と、いわば騙したような催しをした。3階の講堂に200名以上もお集まりくださり、中村勝子節を聴いた。

終わった直後に、わたしは壇上にあがり 講演に賛同される方は、後日必ず連絡しますから、お名前と連絡方法を記入してください。と頭を下げた。100名ちかい方が記入して還られた。


全国で14番目に山口県にスペシャルオリンピックスの旗が、紆余曲折を経てあがった!