成り行きに生きる

10数年前、農園地域で独り暮らしのおばあさんが救急搬送された。あとに3才の柴犬(クラちゃん)が残された。近所の方が「しんあい農園は犬が好き」ということになり、ケージ・餌・フィラリア予防薬などと連れて来られた。当時は農園に3頭の犬と自宅にも1頭の合計4頭世話をしていた。さらに1頭は手がかかりすぎる。山口市内の黄さん宅が家族として迎えてくださった。10年以上も可愛がっていただいて、2年前の11月に命を終えた。農園の犬たち3頭も高齢で亡くなり埋めた。その側にクラちゃんも埋めることになった。後日、ハナミズキがクラちゃんに供えられ花がひらいた。


9年前に防府市で捕獲された野犬。7頭も子犬を育てていたから、それと歯に汚れがなかったので獣医が「1歳!」と決めた犬が唯一わたしのパートナー犬。昨夜の豪雨で怖がり朝までまくら元で寝た。野性のたくましさ、今はなくなった。


できれば健康長寿。大金は要らないが使って減らない小銭が欲しい。年に何度か国内旅行などと「欲」がある。けれども、そうはならないから悩み不安に思う。なるようにしかならないと腹をくくることができたら、悩みも不安も解消できると思う。

植木等が「そのうち なんとかなるだろう」と歌ったが、この道に幸せがあるように思えている。