お天気がよい日、鶏たちは砂浴びをする。イノシシは体に着いたダニを落とすため沼地で転がる。鶏もなにかしら着いている虫がいるのかもわからない。
昨夜の録画は、75時間定点観測のあの番組。今回は横浜の家族葬儀場が舞台だった。7年、病院と施設暮らしをして96歳で逝った母に、やるべきことはすべてやったと思っていたが、そうでもないことが次々に出てくる。今朝、萩市の配達に出る前に再生して観た。
この葬儀社で霊柩車を運転される方は、病院や施設からご遺体を葬儀社にお連れするとき、遠回りでも自宅の前を通過していると話された。
母が息を引き取った病院から安置する葬儀社までのあいだに自宅があった。あれほど「帰りたい」と懇願した母を、せめてひとときでも、母の部屋で横にならせてやれなかったかと悔やまれた。
数年前、豪雨で防府市で被害甚大だったとき、わたしは山口市内を配達していた。川が増水して家屋が浸かり大変な状況だった。その川底を掘り流れを良くする工事が行われたとき「もっと深く掘ればよいのに」と思っていた。
ところが最近、川底を掘り過ぎると橋げたや護岸が崩れることを知った。
つまり、日常わたしが知ったように思ったり、話したりしていることが、どれだけあやふやなことかと思った。軽々しい発言は慎まないと。