配達の終わりは温泉

二人暮らしの老夫婦。家で寝ているバアちゃんの世話をしながら、腰が曲がったジイちゃんは田畑を続けている。車の運転ができないと生活が成り立たない。スーパーのレジでジイちゃんと会った。カゴには果物があり豊かな生活を垣間見た。日だまりに漬け物白菜が二人分。


美祢市の山里のバアちゃんと雑談。小月の会社に22年勤めたと聞いて、不便な自宅からの通勤方法をたずねた。10年ぐらい前に亡くなられたご主人が、片道10キロ先にあるバス停まで送迎してくれた。あの頃、楽しかったいね。


12歳の愛犬コロのことを私に話そうとバアちゃんが待っていた。緑内障で片ほうの目が失明と獣医に診断された。先週、目の様子が変なので受診をすすめた。もう片方も悪いらしい。それを話ながら涙をこぼされた。徐々に失明する間に、失明しても困らない準備をするから心配せんでよいと慰めた。それを聞いて安堵したと言われ、義眼を獣医から言われたがどうしょうか「そねえなモノせんでええ」と反対しておいた。


月曜日の配達を済ませて農園に近い温泉。JAFカードを見せると100円割引が最近はじまった。このカードの出番ができた。