有意義な金曜日

山口市 龍福寺の片隅にギョロリと鬼瓦が鎮座。


石原忠幸(故人)という絵描き、デザインではホンダSFのロゴ。NSXカタログ デザインはアメリカでなんとか賞を受賞。現代画廊の州之内 徹(故人)から絵描きとして親交を深め、現代画廊の縁で石原忠幸先生は菊川画廊と縁がうまれた。

出版業をしていた頃、ある出版の表紙デザインを菊川画廊経由で石原忠幸先生にお願いした。そのご縁が深くなり菊川画廊と石原先生と親しくさせていただいた。数点買い求めた石原先生の作品を、ある目的で菊川画廊に運んだ。里帰りする石原先生が同乗して喜ばれた。そう感じた。


菊川さんは病み上がり。きょうの山口セミナーパーク開催の戸田奈津子さん 映画字幕翻訳家の聴講を楽しみにされていた。画廊と会場往復の運転手をした。


往復の会話は石原忠幸先生との思いで話し。それと人生の終いかた。深い話ができてとても嬉しく、元気な気持ちになった。


戸田奈津子さんは、1本の映画作品に1週間で、ひとりで字幕をつくる仕事を毎週、それを20年続けてこられた。世界中で字幕文化は日本だけ、日本国の漢字は見ただけで意味がわかる。俳優の声は本物を聞いてください。アラビアのロレンスのような大作はスクリーンで観賞してください。頷きながら拝聴した。